ということで,今日はK太の視線から見た観戦記,です。といっても実際は,この日のK太の様子を振り返るだけですが。
観客席に3人で座って観戦していたのですが,まず,T子が「遊んできてもいい?
」とそわそわ。しかたない(;-_-)=3「いいよ」
さっそく,T子はどこかへ行ってしまいました。
で,肝心のK太ですが,さすがにしばらくはおとなしく座って見ていましたが,なんとなく落ち着かない様子。試合も一応,
見てはいるもののちょっとキョロキョロしすぎ。どうもいまひとつ,関心が薄いご様子。
もちろん,選手のプレーをみて「すごいなっ!お父さん」
とかそれなりの反応はあるものの,持続しない。そのうち…
「なぁ,お父さん。さっきサインをもらった人の名前ってなんだったけ?たつ…?
」「た,つ,な,み!」「あ,そうかそうか(^^ゞ」
(間)
「…なぁ,ラッキーだったな,サインもらえて。お父さん,うれしかった?」
「うん,うれしかったよ」「よかったな〜」
(間)
「……なぁ」「な〜に〜!?
(ーー゛)おとなしく試合見なさいよ。せっかく見に来てるんだからさぁ」
「トイレ行ってきていい?」「(ガクッ)行ってきたらいいが(-"-)」とこんな調子。
実は,K太はこの日,はじめて少年野球以外の野球の試合を生で観戦しました。恥ずかしながら高校野球も,
プロ野球もテレビでしか見たことがありません。えぇ,まだ一度も連れて行ったことがなかったんです。
ですから,「あしたは野球の試合を見に行こう」と誘ったときはすぐに
「行く!」といったのですが,
実際に来てみると試合よりもドームの中の施設とか,試合以外のことにも関心が向いてしまったようです。
「K太,こんな試合はめったに見られないんだよ。ちょっとすごいと思わん?ほら, ちゃんと試合見ようや」「うん。見とる」
と言いつつ,この1時間半くらいの試合中に,トイレに2回行ったほか,「ちょっとT子探してくる」と席を立ったり,ろくに集中してみていませんでした。2回目のトイレのときは, K太がなかなか戻ってこないので「寒くておなかを冷やしたかな」と心配してトイレまで行ってみると,トイレには誰もいない…。 どこかほかのトイレに行ったのか,それともT子を探しに行ったのか?私もドームの中をうろうろする破目になってしまいました。
しばらくするとK太が戻ってきましたが「トイレに行ってから,
2階の席に行って見ていた」そうで…。ホントかよ?
結局,1試合だけ見てドームをあとにしたわけですが,K太に「なんでちゃんと試合を見ないのよ?面白くなかったか?」と聞いても
「ちゃんと見とったよ」「面白かったよ」とは言うものの,いまひとつはっきりしない返事でした。
「試合見たくなかったの?野球の試合よりも遊びたくなったか? それとも早く帰りたくなったの?はっきり言えや! 」と煮え切らないK太の姿にドームを出てから爆発。
実際にあの試合を見て,選手達を見て,これといった関心を示さないK太に正直,少々イラついてしまいました。
私がこの試合でK太に期待していたことは…
- 野球をしているんだから,試合を見ることも好きなはず。それに, 試合を見ることも練習のうち。
- 特にカラダにハンデのある人たちの頑張りを見て,何か感じてほしい。
- 何よりも,自分が恵まれたカラダを持ってプレーできることに気づいてほしい。
こんな感じでした。しかし,この日のK太にとってはしょせん「大きなお世話」 としかうつらなかったのでしょう。
(細かいやり取りは書き出すときりがないので省略)
つまるところ,K太のこの日の気持ちはこんな感じだったようです。
- 試合を見て,すごいと思った。障害があっても野球をしていて, すごいなぁと思った。だけど…
- 野球は好き,でも,見てるだけじゃあ,つまんないし…
- じっとして試合を見ているよりも,せっかくだから色々見てまわりたい。 遊び終わったら,早く帰りたい。
試合を見る前に,例のNHKのドキュメントを見せていたら,ひょっとしたらもう少し試合への関心が高まっていたかもしれません。
事前の予備知識なしに「ほら,障害者野球だよ」と試合を見せられても
「へ〜。そうなんだ」としか映らなかったのかもしれません。
障害を持っている人でも,頑張ればこんなプレーが出来るんだよ,と試合を通して何か感じてほしいと親は勝手に期待していましたが,
そもそも我が子は親が思うほど(期待するほど)成長していなかったのかもしれません。_| ̄|○il|li
でも,です。
よくよく考えてみれば,K太にとって野球とは,「見るもの」ではなくて,
あくまでも「やるもの」
だということの表れなのかもしれません。その一点だけを考えると,K太の気持ちもわからないでも,ない,
です。
「もう試合は見たから,早く帰って,
バッティングセンターにでも行こうよ」
こんな気持ちがK太の頭の中を占めていたような気がします。
それにしても,もう4年生なんですから,色々と考えていける年齢だと思っていたんですが…。
現実に,健康で元気に野球をしている子どもに,「恵まれた体で,元気に野球が出来ることに感謝しなさい」と言っても,
なかなか理解できないのかなぁ。少なくとも,K太はまだわかっていないようです…。
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ウチの息子も千葉マリンに行って「西岡だ・俊介だ」と騒ぎ、
勝った負けたで喜んでるだけです!!情け無い・・・
ただ記憶には残ると思います。
今は理解できなくても将来に必ず思い出す時がくるでしょう。
初めて試合観戦をさせたのは、小学3年の時の東京ドーム。巨人対阪神でした。
でも当時のゲンジは試合に全然集中せず、周囲に気を取られて遊んでばかり・・
興味が無い訳じゃないのでしょうが、試合よりも他の部分に目が行ってしまったんでしょうね。
まぁ10歳位の子じゃまだ仕方ないのでしょうか? ^^
>ただ記憶には残ると思います。
そうですね。そう思いたいですし,これからもK太の試合とかち合わなければ毎年,連れて行きたいと思います。
>小学3年の時の東京ドーム。巨人対阪神でした。
あれ?中日じゃないの?あ,そうか,巨人対中日だったら親子喧嘩になっちゃうか。
ウチのK太も4年生とはいえ,2年生のT子と一緒になって遊んでいるので,まだまだ幼いです。
仕方ないことだと思います,ハイ。
でもな〜。もうちょっと,考えてほしいなぁ。
ウチの息子は、乳飲み子の頃から野球の試合を見ていた
(草野球)せいか、割と大人しく試合観戦します…が!
初めてスタジアムで野球観戦(高校野球の地区予選:当時4歳)した時は、
応援団席で、チアガールのお姉ちゃんと一緒に
踊りました…。
>(草野球)せいか、割と大人しく試合観戦します…が!
さすが〜。乳飲み子の頃からというよりも,胎教の成果でしょ。
>踊りました…。
ちょっと,ノリすぎですな。
でも,4歳の子がチアガールのお姉ちゃんと踊るの図。かわいいなぁ。
プロ野球を見に連れて行っても、試合を最後までじっと見るのは、ビール片手の私だけです。お目当ては下敷きとか筆記用具とか、タオルとか・・・お買い物なんですよね。
でもきっと、記憶に残った試合だと思いますよ^^
あ,そうか。一瞬でも見れば見た。確かにそうですね。
はい,きっと記憶に残っているはずです。いや,多分。おそらく。もしかしたら。